南ヨーロッパ
               H27.12.25->H28.1.3

 

今回の旅は、今までちょっと違い、便利になったため、ときめきがすくなくなったものになった。いい勉強になった。

今回便利だったもの

 ・海外での携帯用sim

  mighty sim なるものを日本で買っていった。ヨーロッパに行くと、もっと安いものもあるが、今回は日本から買っていった。このほかにもいろいろあるので、時間がある人は行く場所により、検討してみるとよい。注意点としては、グーグルプレイの更新はoffにしておくこと。wi-fi時のみonにしておいたつもりだったが、240mbyteも使っていた。これがなければ、500mbyteで済んだのに(ドコモ等よりずっとお得)

マイレージの期限がH28年中に無くなるため、年末年始でヨーロッパにいった。当初、成田から探していたが適当なものがなく、羽田で調べなおしたところ、リスボンin、アムステルダムoutの便が見つかった。ラッキーだったが、結局帰りは成田になった。

 今までヨーロッパの国には多く行ったが、いくつか残っていた。ポルトガル、アンドラ、モナコ、ルクセンブルク、ベルギー、オランダ、アイルランド、アイスランド。アイスランドはちと離れているので、今回は行かなかった。今回の旅で訪れた国は85カ国になった。

 当初、ユーレイルパスを買って行こうかとも考えたが、航空機とあまり値段がかわらないこと、フランスの場合、予約が必要なこと、ユーレルパス枠があること、等など少々面倒だったため、使わなかった。ただ、スカイスキャナーで空路を探し、予約をすると、旅の日程がかなりきっちりと決まってしまうため、旅自体は味気ないものとなった。旅の後半、パリからは空路はほとんどなかったため、いい加減な旅となり、悩む楽しみができたため、ちょっと楽しかった。

 今まで、宿をとらず、夜行バスやバス停などで夜を過ごすことが多かった。夜到着する町で安宿を探したり、住所から宿の場所を探すのが面倒だったのである。今回はホステルが多いものの、すべて宿をとって「宿泊」をした。スマホで安宿を探し、予約。知らない土地でも、住所からグーグルマップで行きつくことができる。タクシーを使わないものにとって、本当に便利で、今後もこの旅のスタイルは続けると思う。地球の歩き方やlonely planetは必要がなくなった。

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 羽田からフランクフルト、リスボン。キャリアはルフトハンザ。ジャンボ機。

リスボンには23時ごろ到着。地下鉄に乗り市外へ。一回乗り換えがあったが、分かりやすい場所にホステルはあった。今まで、空港などをステーションホテルすることもあったが、これだけ簡単だとその必要もない。初日は無事にホステルについた(7)

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 あさ起きて街に出る。リスボンはこじんまりとした地方都市の趣である。小一時間歩いて港まで歩いて行くと、対岸までの船がでている。特に用もないが対岸まで往復した。

 城の見物をしたが、あまり博物館的なものはなく、サンマリノのお城のような面白さはなかった。食事は高い。20€は普通。宿泊代金を考えると、どうも20€も払う気にはならない。が、インド料理が7€ぐらいであり、リスボンでインド料理 ???? 、なんてことも思ったが、安かったのでまあまあな味のインド料理を楽しんだ。






 夕方まで街中をぶらぶらし、バルセロナに飛んだ。

空港について、電車でセントロに出ようとしたが、電車乗り場がよくわからず、バスのところに大勢人がいたので、そこに並ぶ。後からわかったのだが、終電の時間が早く、到着時は終電の後であった。24時近くにバスにのり、町にでて20分ほど歩くと宿があった。バルセロナのホステルもまあまあ良かった。

 フロントでアンドラ行きのバスについて尋ねたが、ネットで予約をするようにいわれた。バスは結構混んでいて、8時台は満員。始発を予約。アンドラ行きのバスの予約をスマホで行う。便利なもんだ。

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 アンドラ行きのバスはサンツ駅から出ている。615分ぐらいの便なので5時ぐらいにホステルをでた。徒歩30分ぐらい。6時にカウンターが開き、パスを受け取ってアンドラへ。アンドラは山の中の半日しか日が差さない半日村。寒いし特にすることもないので、レストランで休息。

 川沿いに幹線道路があり、両側の斜面に家が建っていた。西側の山の斜面は陽が当たって暖かそうだったので登っていく。そこは高級住宅街。お屋敷ばかり。お日様がすきなのは、日本人だけではなかった。しばらく上がっていくと、遊歩道があり、しばらくお散歩をする。天気がよく、明るいので楽しい。散歩をしている人が結構多く、オラーとあいさつをして歩く。鶏の声のするのどかな街だった。

 その日のうちにバルセロナに戻るが、日曜日なので閑散としていた。



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 はやいフライトなので、6時前にホステルをでた。ちょっと迷ったが、すぐに地下鉄の駅があり、空港にすぐについた(第二ターミナル)。出発は第一ターミナルなので、バスで向かうが10分近くの距離があり、歩いていける場所ではなかった。バルセロナに到着した時にバスを使ったのは正解。

 ニースに昼前につき、バスでモナコに行くが、20€もする。えらく高い。モナコについての予備知識はF1中継をテレビで見たものだけ。実際みると印象がかなり違い、山の山麓に広がる街で、日本で言うなら熱海か。平地はほとんどなく、こんな小さなところが独立国として残っているのが不思議。きれいな街だが、完全に観光地。モンテカルロでガジノに入ったが、ゲーセンのようであった。

 モンテカルロからニースまではバスで1.5€。空港利用者はいいカモだ。モンテカルロからニースまでのバスは海岸沿いを走り、夕方のコートダジュールはきれいだった。

 ニースの港でおろされ、ホテルまでは歩く。少し薄汚い街だが、生活感があり、落ち着く。ここはホテルで個室であったため、シャワーを浴び、すぐ近くのコインランドリーで洗濯をした。

 駅の近くはインド人街だが、ちよっと歩くとモスクがあり、ここはムスリム街。自動小銃を持った兵隊がたくさんいた。外食はあまり安くないが、果物は安いのでうれしい。





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 早いバスで空港で空港に行った。5€。すぐについた。

パリのシャルルドゴール空港から地下鉄に乗った。すぐに物乞いの人が来る。ローマほどではないが、ひっきりなしに物乞いが来る。リベラルという駅まで行き、テロのあった劇場等を見て回る。現場から少し離れた場所に花等がたむけられていた。近くにはアニメ関連ショップがあり、フランス語版の漫画などもおいてあった。

 セントロに。東駅のすぐ近くにホステルはあった。周りはムスリム街で、トルコ料理屋が多かった。中近東、イタリア、中華、インド、日本料理はあったが、フランス料理屋が見当たらない。どこにあるんだろう。



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 朝食をしこたま食って8時の電車でルクセンブルクに向かう。2時間ほどで到着。そこから一時間ほどの街にトリーアというドイツの古い街がある。以前友人がすんでいたので、足を伸ばした。

 古代ローマ遺跡の多くある街だが、あまり時間もない。大聖堂に行き、友人お勧めの芋の店にいって、地図を見ていたら、マルクスの生家があった。マルクス博物館で見物をして、近くのホテルに泊まった。60€で二食付き。まあまあだった。ただ、朝食のみ60€となっていたのに、朝食のみと思っていたみたいで、宿の親父は英語ができず、少々難渋する。まあ、無事解決。食事は良かった。

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  朝トリーアをでて、ルクセンブルク、ジュネーブをとおり、den haagに夕方についた。

 ロッテルダムを越えたあたりから、運河だらけになりオランダにいる間、印象は変わらないので、きっと大変だったんだろう。

 ハーグについたのはちょうど夕暮れ時であったが、街中は花火、爆竹が鳴り続く。ちょっと日本では見られない風景で、深夜まで続いた。ベトナム料理やで食事をしたが、はずれ。そのあと見つけたシーフードの店に行き、フライを注文。こちらの人は魚はフライ。味はまあまあだった。

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 今回の旅の目的の一つねスケベニンゲンに向かう。8時過ぎからトラムはあるはずだが来ない。グーグルのナビだと始発9:17。結局その時間にトラムが来た。この後は順調で、スケベニンゲンの海岸まですぐに着き、ちょっと見物をしてアムステルダム空港にへ。ライアン航空からオンラインでチェックインをするようメールが来ていたが、なぜかできなかった。結局45€もとられた。HPの不良だと訴えても自分たちは悪くない、という姿勢は変わらない。結構不愉快。

 一時間チョイで、アイルランド着。パスポートコントロールでパスポートを見た役人がいろいろ聞いてくる。結局別室に通され、荷物を全部検査。なぜアイルランドに来たんだとしつこく聞かれ(散歩や市場見物と回答)、日帰りでアイルランドに来るなんて普通でない(まあ、そうだ。同意)と難癖をつけれたが解放される。

 まず、ライアン航空に行き、オンラインチェックインができない旨申し立てたところ、ライアンのPCでチェックインをして画面のコピーを渡された。アムステルダムでもやってくれ !

 バスにで市街に行き、簡単な食事をして空港へ。出国はなんの問題もなく、オランダの入国もスムーズ。アムステルダムセントロまで行った。駅から対岸まで船が出ていて、すぐにホステルについた。30€だったが個室。狭いが快適だった。

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 6時前にホステルを出た。歩いて駅まで行こうとしたが、地図にある橋は見当たらない。はるかかなたにある橋は歩いていける距離でない。探索の結果、橋と思っていたのは海底トンネル。しかし、これを歩いていけるかわからないし、すぐに船の出る時間まで時間がたっていたので、船で中央駅に。ちょっと贅沢をして1等車に乗った。公軌(新幹線と同じ)で三列シート。広い。ちなみに二等は4列シート。ちなみに新幹線のグリーンは四列なので、広さが分かるだろう。

 スキンポール空港でチェックイン。ボーティングパスは、ミュンヘンまでと、ミュンヘンから北京まで。北京から羽田は北京で発行とのこと。携帯には200mbyte程の残量が残っていたが、youtubeを見て使い切る(ヨーロッパ向けのサービスを選択したため、北京では使えない)

 ミュンヘンで分厚いステーキを食べて、まずいchina airの機内食をたべて、北京かについた。

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 北京空港は霧。飛行機の外に出ると、懐かしい石炭のにおい。これがPM2.5だったのかとちょつと感動。TVではマスクをした人が多くみられたが、外にでてもマスクをしている人は皆無。テレビって、何?

 トランジットのカウンターの役人は一度入国をしてパスをもって持ってこいという。仕方がないので、その通りにしたところ、タイムオーバー。カウンターでは「closed」といわれた。はじめからトランジット不可能な発見をしておいて、一言も謝らず、かなり不愉快になったが、成田便はとれた。ANAの機内食はまあまあで、飲み物のサービスもchina airよりずっと良いので、気分回復。14時半に成田について、今回の旅は終了。

感想

 ネットの時代だ。昨年西アジア、ヨーロッパに行った時は海外用シムを買わずにいったが、今回は日本から買っていった(キャリアの海外使用はえらく高い)。めちゃ便利で、skyscanerで安い飛行機を探し、宿はbooking.com。宿の場所はグーグルマップがご案内。旅行情報はネットで探す。知人に聞く。昨年、wi-fiの場所を探し、ネットカフェを探したことを考えると、夢のようだ。もっと言うと電話もいらない。050電話があれば、少し便利かも程度。

 旅の形がかわりました。電車より安い、時にはバスより安い飛行機。安宿を探すための労力、宿の場所を探す不安。こういったものが今回の旅ではまったくなかった。

でも、と思う。移動の時間に感じるもの、見るもの、嗅ぐものが激減した。今回の旅でアイスランドを除くヨーロッパの国にはすべて行ったので、しばらくヨーロッパには行かないだろう。ひとつの区切りがついたように思う。目的地とちがうところに連れて行かれ、右往左往するようなことはなかった。情報は旅を楽にするが、楽しみも減少させる。

 





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