マーシャル旅行 H16−04−30−>05−05 |
今回はマーシャル諸島共和国の首都マジュロである。マジュロといってピンとくる人はまずいないと思う。マーシャル諸島で有名なのは水爆実験のあったビキニ環しょうぐらいか。私もマジュロなんてぜんぜん知らなかったのだが、コンチネンタルの地図をみていたら、南の島まで飛行機が飛んでいるのがでていて、昨年ぐらいから気になっていた。調べてみたらマイレージ25000マイルでいけるので空きを調べたがどうも人気が高いらしく、10ヶ月先まで空いていなかった。倍のマイレージを使えばいつでも制限なく使えるので試しにゴールデンウィークの度真ん中で予約をいれたら取れてしまったので、マジュロに行くこととなった。とはいっても、マジュロに関しての情報はほとんどなし。迷い方のダイビングの本に1ページあっただけ。幸い現地のダイビングショップのHPがあったので、宿の予約はそこで行った。でも、安い宿はとれず、一泊70ドルもする私の感覚からするとえらく高いもの。飛行機代がただでも、いろいろとかかるものである。
ダイビングを始とするマリンスポーツ以外あまりやるこもなさそうな島であるので、いつものように往復の航空券だけではちょっと不安で宿の予約もいれた。
4/29.30
夜8:25に成田発。周りは家族連れ50%、若い男女50%というところか。となりの二人は手なんか握って、若い人はいいねーなんて気分で少々むなくそ悪い。1:00にグアムに到着。マジュロ発は8:20でもったいないので空港で朝まで過ごす。空港内は寒く、外は暑い。アメリカである。グアムは夜中に日本からくる飛行機が多く、結構うるさかった。グアムからマジュロは島を転々として行く。トラック、ポナペ、ユスラエ、クワジャリン、マジュロ。直線だと4時間もあればつく距離なのだが、途中4つも島にとまるのでえらく時間がかかる。9時間のうち飛行機が飛んでいるのは半分ぐらい。しかし、南の島の美しさは言葉ではあらわせない。飛行機の曇った窓越しではあるが、本当にきれいだった。マジュロについたのは日も落ちた20時。掘ったて小屋のような空港の建物で入国審査があり、外に出るとホテルの車があった。
グアムまでは日本人がいっぱいいたのであるが、マジュロあたりでは現地の人ばかりが目につき、日本人なんていないのかなと思ったら、5人ほど日本人が乗ってきて、少し安心した。今後この人々とは一緒に時間を過ごすことが多く、日本人一緒という珍しいたびとなった。その日は寝不足だった為よく眠れた。
5/1
朝ダイビングショップのにーちゃんから「曇りですがきょうはどうします?」電話が入った。曇りだし一日目にすべて終わってしまうと、あとの2日の使い方に困ると思い散歩をすることにした。マジュロは高いところでも標高3メートルなのでチャリで島を回ろうと思いホテルでレンタサイクルはこの島にあるかと聞いたらないといわれた。しかたがないので歩いて北のほうにいった。暇そうな人々で島の中はあふれていて、妙な島である。小一時間歩く北の端についた。ここから北西のほうに転々と島が続いている。環礁っていうかんじである。暇な人々がたらたらしている。娯楽施設といえるものは皆無で、美しい自然を堪能といきたいのであるが、えらく蒸し暑く堪能できない。
しかし、ホテルの部屋には当然クーラーがついていたのでよく眠れた。昼食はフライドチキン。コーヒーを付けて8ドルぐらい。夕食はランディーという中華料理屋にいった。麻婆豆腐と春巻きを食べた。おいしかったけど10$ぐらいでちと高い。しかし、驚いたことにその店のテレビではNHKをやっていた。ホテルに帰ってテレビを回すと、NHK worldが放送されていてとても驚いた。日本人には会わないのだが、放送をしているということはそれなりに日本人がいるのかとも思ったが、よくわからなかった。
5/2
今日は体験ダイビング。ちなみに100$。ライセンスは持ってはいるが、なにせ23年前に所得したもの。さすがにライセンスは持っているので機材をレンタルして潜るなんてことはいえません。ダイビング客は十数人いてすべて日本人。会社のひとによると客のほとんどは日本人だそうで、混むのは盆正月と五月の連休とのこと。混むといっても数十人。たいへんのんびりとした観光化されていないところだ。
最初はボートで環礁の外にでた。潜る人はといっても私以外は全員ダイビングだが、潜っていった。私は波が荒いので船で待機。かなりゆれたが、やることもないので波にあわせて、体を動かしていた。40分ほどすると皆戻ってきた。ナポレオンフィッシュを見たとかいって盛り上がっていて少し寂しい。一度港にもどり再度出発。今度は環礁の中。ほかの人たちが昼食をとっている間に体験ダイビングをした。けっこう体は覚えているもので楽しかった。惜しむらくは天気が悪かったこと。昨日いけば良かった。その後はダイビングの人たちと同じエリアでシュノーケリングをしていた。ボンベを背負わなくても結構楽しかった。
三時頃もどり遅い昼食をとる。ホテルのレストランでramenなるものを注文。でてきたのはインスタントラーメンが四角いまま茶色っぽい汁のに浮かんでいるものであった。おそらくラーメンの汁に麺をのっけてしばらくして麺がふやけた時にでてきたものと思われた。マーシャル諸島も味覚の砂漠である。
あまりする事もなく、NHKを見て、ちょっと寝て夕食をたべにでた。韓国料理屋はすでに閉店。しかたがないのでホテルのレストランにいった。エビフライ定食のようなものを注文。味はまあまあ。でも1,500円は高いね。
5/3
今日はシュノーケリング。マジュロの北部の島に行き、私だけおいてみんなはダイビング。天気が良く珊瑚礁がきれいだった。一人で泳いでいるも20分ぐらいであきたので、島に上陸。椰子の木がたくさんありはしごの掛かったものもあったので椰子の実をひとついただく。石とかでたたくと以外と簡単に殻が割れた。汁は少々青臭かったが、海水の中に今までいたため結構うまかった。白いぬめぬめした部分もおいしかった。
みんなが帰ってきてランチタイム。九州から一人できた女性は仕事が休めないのでやめてきたという。この人はハワイからやってきたので楽だったといっていた。ここにきている日本人は二組の中年夫婦をのぞいてみな一人できていた。目的もはっきりしているので、なんとなく仲間で遊びに来るところではないようだ。ちなみにダイビングの人は飛行機、宿、ダイビング代で30万円ぐらい払っているようだった。
午後のダイビングも終わり港に戻ると巨大な魚が釣られていた。今日はダイビングをせず、つりにいった日本人がつったカジキマグロで、全長3メートルぐらい、重さ150キロ。つった本人が一番驚いていたようで、ビギナーズラックとかいって、えらく興奮していた。ただ、釣った魚の所有権は船長にあるとのことで、本人は小さなマグロ(といっても一メートルぐらいあった)とサワラの一部をもらった。島の西にローラ岬というところがあり、そこまでいくツアーがもようされていて、ダイビングの人々とそれに参加。途中で醤油、わさび、飲み物とかをかい、軽自動車に10人ぐらい乗ってローラ岬にいった。キャプテンにもらった魚を刺身にしてだべた。あまりうまくない食事ばかりだったのでうまかった。ローラ岬から見た夕日きれいだった。
キャプテンにもらったマグロとサワラは大きかったが、なにせ10人で食べたのすぐになくなってしまい、宿屋に戻ってからさっきのメンバーで韓国料理屋に行ってみんなで食事をした。明日は仕事を辞めてきた女性と仕事できていた人をのぞいて帰国なのでさよならパーティーといったおもむきである。魚をつったご夫婦はグアムまで行くのはきついのでポンペイで一泊してかえる。その他の人は翌日の飛行機がとれず、翌々日に日本に帰ると話していた。外国で日本人と楽しく食事がでるってやはり楽しい。話は変わるが、ここのオリジナルなものというものはほとんどなく、石鹸をおみあげにかって帰った。
5/4
朝八時にホテルをチェックアウト。朝から雨である。居残り組とダイビンクショップのお兄さんが見送ってくれる。まずいサンドイッチとピーナッツを食べながらグアムに17時頃到着。日本をでる前にグアムのホテルの予約をしようとしたのだが、110$以下はないといわれエアポートホテルにきめた。空港で夜を明かすのだが、まだ時間が早いので町にでた。グアムのメインストリート日本人だらけ。看板も日本語。客引きも日本語。だいぶいかがわしい町である。目立ったのは射撃、ストリップ、ブランドショップ。マッサージもたくさんあったが、ちょっと怪しい。マジュロとは全く違う別世界で、歌舞伎町みたいな感じで少々うんざりした。ブランド品をかいまくっている日本人が目に入ってくるのはもっとうんざり。10時頃に空港にもどった。夜が明けて成田に出発。