
16-03-?? ヘリコプタに乗る
私は意気揚々と羽田から全日空に乗り八丈島に向け出発。もちろん飛行機で。ヘリコプタに乗れると思うと気持ちが昂ぶる。ことの始まりは良く覚えていないが、時刻表でみたのか八丈島から大島までヘリが運行されているのをみて、ずっと気になっていた。値段も高いし。どうしたものかと思い悩んでいたが、ヘリコプタに対する思いは断ちがたく、この日の前の日ヘリを予約したのであった。
まず、羽田から八丈島までは普通の旅客機。そこから大島まではヘリ。御蔵島を経由して一時間ほどで大島。大島からは小型機で調布飛行場。約半日の行程で4万円弱かかった。
八丈島を降りると雨。しとしとふっていた。客は結構いたが(といっても5人ぐらい)、私以外は御蔵島に行く作業員の人だった。荷物は一人5キロまで。それを超えると1キロごとに追加料金を取られる。カメラを3台ほど持っていっため、2キロほど追加料金を支払った。
私の席は二列目の左側。運転手は右。左の席は助手。飛行開始と同時にほとんど地面すれすれで水平飛行。少し走ってから飛び立った。乗り心地はいたって穏やか。まったくゆれないが、音がうるさい。飛行機よりも低いところであるが、結構な高さを飛んでいった。20分ほどで御蔵島になり、ヘリは島を回りこんで着陸。作業員のひとびとはおりて、地元の人らしきじじばばが乗ってきた。アイランドシャトルとの愛称を持っているが、地元の人には必要な足のようである。
御蔵島からすぐに三宅島。三宅島には着陸せず、海岸線近くを飛んでいく。硫黄のにおいがけっこうしていて、これではかいれないなと思った。左側に神津島、式根島、新島、利島等を眺めていたらすぐに大島に到着。大島では雨はやんでいた。
ここで少し早い昼飯をとり、小型機にのって調布へ。ここでも、追加料金を取られた。鎌倉上空を通り過ぎ、横浜を右手に見ながら飛行機は進む。高さが低く、窓一枚で外なので下の様子が手に取るようにわかる。多摩川を渡るとすぐに調布飛行場であった。
高い高い旅行は(この時期だとニューヨーク往復ができた)、あっという間に終わり。

